休日に会社携帯の電源は切るどころか持たないべき!日本社会の闇に迫る

休日に会社携帯の電源は切るどころか持たないべき!日本社会の闇に迫る
金曜の夜、飲みの約束はあるが会社携帯の電源は常にオン、オフィスで残業中の同僚から仕事の件で数回飲み会を抜け出して電話対応。

土曜日、彼女と映画を観に行くけど、バイブレーションはオンにして胸ポケットへ忍ばせておく。

日曜日、家族でお出かけの時も電源オン。

「街でたまたま聞こえてきた他人の着信音が、会社携帯の着信音と同じ着信音だとドキドキ、ヒヤヒヤする。」

携帯電話というとっても便利な道具。
家にいなくても、いつでもどこでもだいたい連絡を取ることができる私達の生活には欠かせないもの。
しかし、仕事の現場においてはどうでしょうか。
むしろ、便利すぎて苦しくなってはいませんか?

リフレッシュするべきプライベートの休日でさえ会社携帯というものに縛られている人が最近とても多い様に感じます。

会社携帯は、できるだけ持つべきではない。
会社携帯をなしにすることをカバーし得る対策はなんなのか?

労働大好き日本の麻痺してしまった感覚

会社携帯を持たされて、帰宅後の着信やメールに対応することに疑問を持つ人はどれくらいいるのでしょうか。

営業職に多いことだと思いますが、多くの人々が当然かの様に電話対応をしている様に思います。

私の周りでも、街の中でもそういう人をよく見かけるのです。

立派な時間外のサービス労働であることをわかっているのかいないのか。
休日に電話対応に追われていることに対して、労働を測りにくいという点はありますが、それにしても手当をもらっているという話も聞いたことがありません。

それでも、どうしてももう仕事を終えたその人、その日は休日のその人でないといけない理由なんてないはずなのです。
ここで私の経験を2つ紹介します。

エピソード1:1人でJリーグ観戦

10年ほど前、平日の仕事終わりで彼と待ち合わせしてサッカー観戦に行きました。
チケット代は同時、3500円/人。

焼き鳥とビールを持って、荷物検査も終わったところで彼の会社携帯が鳴ります。

私は先に席についておくことに。
前半戦が終わっても帰ってこないのでさっき別れた場所へ見にいくとまだ電話中。
あ、電話切った!と思ったらまた電話を耳に当てて次の電話。

結局彼は、1分と試合を見ることができず。
私は焼き鳥とビールとサッカー観戦をしたのでした。

チケット代を払って、電車代を払って、食べれなかった焼き鳥とぬるぬるのビールを買って。
そしてそのスタジアムに着いてから2時間半、ずっと野外で電話とメールに追われていたのです。

恐ろしいのは、そのとき彼も私も何も疑問を持ちませんでした。
仕事だし仕方なかったね〜また来ようね、と。。。。

それで当たり前の世の中でした。
営業職にプライベートなんてない。
いつでも捕まる様にしておく。
それが営業なのだ、と。

今考えるとゾッとします。

エピソード2:会社携帯は持たせない外資企業の現実

外資系企業へ勤めていた時のことでした。
営業職は、会社携帯というものを持っていませんでした。

そうだよね、そんなもの持っていたらずっと仕事に追われ続けてプライベートも何もないもんね、正しい。

そう思っていました。

ところが実態は違っていました。
会社は持たせていなかった。
でも、営業職の社員は何かあった時のためにと自分のプライベートで契約している電話番号を顧客へ伝えていたのでした。

外資系企業であっても相手となるお客様は日本企業がほとんどです。

「うちは会社携帯がないんで携帯番号を教えることができないんです」
と、客に対して主張できる営業はいませんでした。

さらには社員も。
営業職の担当が有給休暇中であろうと、わからないことがあれば容赦無くプライベート携帯にバンバン電話をかけるのです。

携帯の電話は常にオン。
仕事モード、プライベートモード、気持ちの切り替えは置き去りでした。

会社携帯当たり前洗脳を解く方法は?

エアコンを買いました。
引っ越ししてガス・水道を開通させたいです。
パソコンを買ったけど不具合なのか起動しません。
そんな時に電話するコールセンターはきちっと営業時間が決まっていますよね?

消費者としてそれは納得できているはずです。
営業時間は、決まっているのです。

それと同じで会社携帯にだって終わりの時間があってもいいのではないでしょうか?

1:本当の緊急なんてないと心得る

ビジネスシーンでいう本当の緊急ってなんなのでしょう。

その担当者の休日に電話を鳴らしてその担当者とのその電話でないと救えない命があったりするのでしょうか。

答えはノーです!断言します!

その案件、その担当者じゃなくても解決するだろうし、今日じゃなくて明日でも解決する方法がある。

そういった認識を一部の会社だけじゃなくて社会全体でもつべき。

2:社内のサポート体制・仕事の進め方の見直し

「その案件は営業担当の〇〇にしかわからないんです。」

顧客からの問い合わせの電話に何度こう答えたかわかりません。
営業が居て、営業アシスタントが居るのにもかかわらずこういったことが頻繁に起こるのです。

企業に属して、部署に属して仲間もいるはずなのに個人商店の様な仕事の割り振りのやり方がまだまだ多すぎる。

自分が自分にしかわからない仕事をたくさん抱え込むことは、責任感の強さでは全くありません。
むしろチームではやってはいけないことです。

誰かが急に休んだ時、その人にいちいち連絡を取らないとわからない。
日本社会でほとんどの人が会社携帯を持つことに疑問を持たず、時間外に電話に出ることも頻発して居ます。
そんなに特定の誰かにしかできない仕事が一般企業の中で存在していいものでしょうか。

働き方改革という名の下、これからどんどん仕事と人生のあり方が問われていく時代です。
過労で命を落とすなんてこと、あってはいけないんです。
そのためにも、仕事の分け方、振り方、特定の誰かにしかできない仕事を作らないことが企業の重大な任務でもあります。

そし従業員としても自分1人で抱え込みすぎることが、悪であることを認識しないといけません。

それでも持たなければいけない場合

そうはいっても会社に持つ様に言われた携帯を頑なに拒否することはできません。

そんなときは下記の優先順位で実践して見てください。

1. 会社の携帯を持つことを拒否できそうであればする
2. 勤務時間が終わったら事務所へ置いて帰宅する
3. 家に持ち帰るけれども電源は切る
4. 家に持ち帰るし必要であれば対応もするけれど、自分でルールを決めておく
(休日・プライベートでも在宅時は取るが気がつくときだけ、メールはみるが電話はでない・留守電にして用件は確認する、、、、など)

とにかく、ただ携帯を持ち休日だろうとプライベートの時間だろうと際限なく対応することを辞めるだけでも負担はかなり減ります。

まとめ

いかがでしたか。

休日に会社携帯がなるとすごく憂鬱な気分になりますよね。

もしくは、仕事が生きがいで休日だろうがなんだろうがそれが当然、そうしていることに喜びすら感じている人もいるかもしれません。
それで、本当に心が解き放たれて、リラックスできるのならいいのですが、ストレスとは知らず知らずに溜まって行くものです。

私が過去に出くわした会社携帯エピソードを2つと、会社携帯の対応が当たり前の社会をどう変えて行くべきなのかをお伝えしました。

そんなにも緊急な事態はあるはずがない、そしてあったとしても他の人が対応できる体制をとるべき。

それでも会社携帯を持つことを避けられない場合の対策もお伝えしました。

仕事に一生懸命で真面目なのは良いことですが、自分で気が付かぬまに体を痛めつけてしまっては意味がありません。

度がすぎてワークライフバランスを崩してしまう人が少しでも減ることを願います。

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