国内No.1の社員研修・企業研修サイト[社員研修プロ]
「飲みニケーション」
という言葉も、もはや死後に近くなりつつある今日この頃。
最近の若者は飲み会に誘ってもノリが悪い。
と感じませんか?
現在30台半ばの私は、最近の若者という立場ではありませんが飲み会は進んで行きます行きます!というタイプではありませんでした。
そしてアラフォーの夫もしかり。
彼が会社の人と飲みに行くのは月に1度もあるか、ないか、です。
最近の若者の感覚を含め、なぜ飲み会に消極的になるのかを解説します。
目次
「しんどい。」
これに尽きます。
というのも、最近の若者は費やす時間とお金に対して自分が得られるものについて厳しい感覚を持っているからです。
会社を出ればそこは自分のプライベートの時間、空間という意識のもと、
その時間を飲み代のお金を払ってまで会社の人と過ごすということに価値を見出さないのが最大の理由。
確かにお金払ってまで仕事の後に仕事をしろと言われたら誰でも苦痛ですよね。
昔と違って上司との長期的な関係を築いていこう、という意思が薄いのも原因のひとつでしょう。
これは私も同じ感覚で居ましたが、この会社で一生!という思いを経験したことがありません。
それゆえ職場の人間関係に対してもドライな気持ちになってしまう。
「しんどい。」
具体的にはこんな事がしんどいです。
お酒が入って気分が良くなった上司の過去の栄光話や過去の武勇伝。
過去の栄光や武勇伝、何度も何度も同じ話を聞かされ、それなりの相槌をうつのがしんどい。
もちろん部下ですから、
「はいはいすごいすごい、自分その話もう何10回としてんで?自分で気づいてる?」
と言いたい気持ちをぐっと堪えて・・・・。
「すごいですねぇ!」
なあんて言っているわけです。
その時間、その話をしているときに飲んでるお酒代、その時間を代償に何かを得られるかといったら何もない。
気持ちいい思いをするのはその上司だけです。
そりゃ行きたくないって思いますよね。
陰口、噂話、これらが女性特有のものだと思ったら大間違い。
こう言った話を、上司や先輩からされてもそれを聞いてよかった!とは思えません。
むしろ、この先輩・上司、こんな事言う人だったんだなと落胆することが多かったです。
だいたい1人か2人は酔いつぶれます。
その人たちの介抱はただの苦行です。
どうしても自分の家に帰ることができなくて、仕方なく同僚をうちに止めたことも。
それが上司・部下の関係性で起こったこともあります。
そして、私が最もうんざりしたこと。
深酒をした翌日は平日だったときのこと。
みんな眠い目をこすりながら、前日のお酒でちょっと頭が痛いと感じながらも出社してなんとか気持ちを切り替えて仕事に取り組む中。
とある上司はゆっくりと、堂々と出勤してきたのです。
それってありですか?
みんなそうしたいわい。
そしてあなたのつまらない話に付き合ったという気持ちでいるのにその当本人が社長出勤とは。
その飲み会が会社の飲み会なんだから参加すべき!という人はこの現状をみてなぜそういえる?
皆がぐったり疲れていて、遅刻者(上司)まで出していたのです。
仕事に活かすどころか、仕事に悪影響を与えているとしか思えませんでした。
ど平日に終電を逃してのみに行くとか、ただただしんどいです。
以前、上司ののみの誘いの乗ったところ、ど平日の夜にその上司行きつけの居酒屋で飲んだ後、2軒目へ。
なんと2軒目は、オフィス街から離れた下町のスナック。
なんでこんなところ?と思ったらそこはその上司の自宅の超ご近所だったのです。
そこから私の自宅は20kmほどの距離でした。
これはなんの仕打ちだ?と思いながら帰りました。
最近の若者は飲み会に行かない!変だ!と言ってる上司にあたる皆様に問いたい。
その飲み会は本当に飲みニケーションが叶う飲み会ですか?
普通に考えて、ただドンチャンドンチャン騒いだり、ワーワー言って飲みたいのであれば、気心知れた人と飲みたいと思うのは普通ではないですか?
部下や後輩に、お酒の席で相手をリラックスさせて彼らのためになる話や
、彼らが明日から仕事に活かせる何かを与えているのですか?
好き勝手飲んで好き勝手話してそんな上司であるあなたから何かを学び、もっと場を共にしたい!と思えば部下や後輩から誘ってくるはず。
それを、誘ってもつれない。
最近の若者は飲み会にいかない!けしからん!というのはお門違いです。
ただ周りの部下に自分が気持ちの良いのみをしたいだけではないのならば、
お酒の席でなくても部下とはコミュニケーションを図れますよ。
確かに職場では仕事に追われゆっくり話す時間を普段から生み出せと言われたら難しいかも知れません。
私が以前勤めていた会社の上司は、40代前半の男性でした。
最近どう?とよく声をかけていただいて、まあそう声をかけられてもぼちぼちです〜!としか答えないのですが。
それでも私に業務が集中してしまった時とか、部署のスタッフの入れ替わりが激しい時期とか、節目節目でちょっとゆっくり話そうかと声をかけてくれました。
その時に必ず、選択肢をくれたのです。
ランチでも行くか、業務が落ち着いてるなら午後にでも会議室抑えてゆっくり話すか、まあ夜のみに行くでもいいぞ、と。
夜の予定がいっぱいの時は就業時間ないにしてもらったし、そもそも業務が忙しくってって時はランチでサクッと、最近の部署の状況に対する自分の思いを述べたりする時間を持たせてくれたのです。
とても良い方法だと思ったし、部下としても嬉しかったです。
本当に対話を目的としている前提の先にある飲み会というものは確かに充実していたからです。
だいたい、飲みにケーション、飲みにケーションって、夜にお酒を飲むという行為ありきで、最近の若者は飲みに行かない!プンプン!って言ってるけど、
夜の会合に参加できない人、お酒が飲めない人、タバコの煙がもくもくのお酒の場に行けない妊婦さんだってこの社会では働いています。
多様な人材を雇用することで社内組織を活性化という世の中の流れで、
この飲み会に行かない若者を議論することがなんだか時代遅れに思います。
最近の若者は飲み会に行かない!と言われている対象ってその飲み会を当然いけるはずけど断っている人って、社会の労働人口の一部でしかないですよね。
いかがでしたか。
最近の若者が飲み会に行かない理由、それは若者だから!ではなく、会社の飲み会のしんどさであることをお伝えしました。
という私は実は飲みニケーションが好きな方です。
しんどいわ〜と思いつつもやっぱり上司の意外な一面も見ることができたりするので適度に参加させてもらっています。
上司と部下の関係は友達同士とは違うので気軽に飲みに誘っていつも行きたがる部下ならいいですが、乗り気ではない人に対してなぜ行かないんだ?と疑念を持つのは間違いです。
金曜の夜、飲みの約束はあるが会社携帯の電源は常にオン、オフィスで残業中の同僚から仕事の件で数回飲み会...
「飲みニケーション」 という言葉も、もはや死後に近くなりつつある今日この頃。 最近の若者は飲み会に誘...
夫:「ごめん今日も遅くなるし、子供のお風呂よろしく。」 私:「その残業明日にはできないかな・・・今日...
「おう!今度の日曜釣りに行くけどこないか?朝の3時集合な!」 月曜から金曜まで顔を合わして仕事してい...