中途採用者が新人扱いされるのは不当?このモヤモヤから抜け出す方法

中途採用者が新人扱いされるのは不当?このモヤモヤから抜け出す方法
中途採用で、自分の専門性の高いスキルと経験をかわれて入社したはずなのに、毎日誰でもできるような仕事ばっかり・・・。

あたしゃ新卒の新人じゃないのよ!

そんな気持ちになっていませんか?

自分の持っている最大限の力を発揮しようとしたのにいつまでも雑用係りの新人扱いじゃあ確かにたまったもんじゃないですよね。

その上、年下の社員からいかにも新人扱いをされたら、さらにメキメキと負の感情が沸き起こる・・・。
そんな悩みに直面したらどうすれば良いのでしょうか。

結論:新人で扱いは当たり前

最初っから、あなたの悩みをぶっ飛ばすような結論を申し上げます。

あなたは新人です。
その会社にとって、職場にとったら何もわからに新人も同然です。

いくら業界の専門知識を多く持っていたって、素晴らしい経歴を持っていたってキャリア転職をした訳でないのであれば、新人であることに間違いありません。

周りから見ても、新人さんなのですからそういう扱いを受けて当然。

中途採用者はその日に初出勤の日から本格的な業務を任されることの方が不自然で大変なことです。

むしろ、新人扱いされているくらいがちょうど良いです。

新人扱いされている期間だからこそ学べる事を見つける

例えば簡単な書類整理ばかり、コピーを取るという単純な仕事ばかりしているとします。

そういった割と社会人経験があれば誰でもできそうなことをしてる間って、前の職場ではバリバリ働いていた人にとってはとても余裕でこなせちゃうことなのかもしれません。

その雑用やルーティンワーク、当番的なことができる事もとても大切な事です。
その会社で長くやっていこうと思うのならば、本来の業務以外の仕事がどれだけあるのか、ということに目を向ける日も絶対にあります。

なので無駄では決してありません。

そして、雑用や本来の業務とは少し離れたことをしている間、時間的にも心にも余裕があるいまだからこそ学べることを探しましょう。

例えば社内風土や風潮、最初からその会社しか知らない新卒で入社した社員なら、学も何もそれが初めての経験なので身に沁みついてしまっていることでしょう。

ですがあなたは違います。
風土・風潮・人間関係って会社によって本当に様々で180度違ったりします。

入社して間もないのに初日から超劇務だったりするとそんなことに目を向ける暇もないでしょう。

でも今後うまく社内で立ち回るためには必要な情報です。

最初のうちが周りをじっくり観察するチャンスです。

でもあまりにも新人扱いが長く続いたり、新人扱いされすぎることで馴染めない事もありますよね。

そんな時にどう行動すれば良いのか経験からお伝えします。

新人扱いされていると感じるモヤっとした気持ちから抜け出す方法

私は何のために採用されたのか、自分のいままでの経験は何だったのか、と自尊心が傷つけられ、プライドもズタズタになるかもしれません。

早く抜け出したい!

そんな時に試してほしいこと、考えて見てほしいことを3つお伝えします。

1. 雑用でもなんでも任されたことの120パーセントを心がけよ

中途採用者、転職者に必要な気持ちです。
どんなにつまらない仕事や、自分には簡単すぎる仕事でも誠実にこなして、その仕事を与えた人に感謝されることを常に心がけましょう。

なかなか仕事を振れない状況にあり余裕のない職場かもしれません。

でもどんな仕事であっても、会社はあなたという人材が欲しかったのです。
採用面接の時といま共に仕事をしている人は別の人かもしれません。会社として欲しかった人材であるという自信を持って、今度は職場の人にあなたの仕事っぷりを認めてもらえる様、どんな仕事でも誠実に取り組みましょう。

頼まれたことを100パーセントこなせる様になってから、プラスアルファで相手が喜ぶことや所属する部署のためになる様なことがないかを、自ら探す気持ちを忘れずに。

2. 前職場での華々しい自分は一度捨てよう

前の職場は管理職でバリバリ働いていたのに・・・。

前の職場での私はもっと専門性が高く、責任の重い仕事も任されていたのに・・・。と不満に思っちゃいますよね。

そんな時は気持ちをまっさらに、前職場での華々しい自分は一度忘れ去りましょう。

でも、全て忘れて真新しい気持ちで!!ド素人のド新人になれ!!では困ります。
それじゃあ現状いる社員と何ら変わりない単なるマンパワーにしかすぎない存在になってしまう。
あなたがそこに中途採用者としている意味がなくなってしまうのです。

あなたが自信を持って主張すべきことは、前の職場での自分の功績や成果ではなくって、その成果や功績を出すに至った経験。
その経験は前の職場でしかなし得なかったことで、いまの職場では真新しい方法や技法なのかもしれません。

華やかな自分、仕事ができた自分。
普通は一番持ち続けていたいものですが、一旦忘れましょう。

企業が中途採用者に期待することは人員の確保という面もありますが、馴れ合いの職場の空気を少し変えてくれることを望んでいます。

どうしても、同じ場所に長くいると人々はその環境に満足して何かを変えようとすることへの意欲が年月を重ねるごとになくなってしまうものです。

新たな気持ちで挑みつつ、前の職場で得たことを披露して今度はいまの職場で結果を残していく。

今は、新たな気持ちで取り組みながら、いずれは自分の価値観をどんどん取り入れていくのが中途採用で入社したあなたにしか成し得ない仕事です。
今はその機会がやってくるのをじっと見極める期間だと割り切りましょう。

3. この経験も自分の人生には必要なことだと捉える

今は、あまりいい気持ちがしない毎日かもしれません。
でも、この経験ですら前の職場にい続けていたらいまの年齢、経歴では味わえなかったことです。

今後のキャリアアップへ向けての貴重な経験をさせてもらえているのかもしれません。

いい歳して朝から机を拭いたり、ただただ封筒の宛名書きだけやっていたり、こんな仕事なん年ぶりだかわからない。

でもここで初心に返ってどんな仕事でも誠実に取り組むことができたらこの状況で得ることができるであろう忍耐や謙虚さを手に入れたら、もう無敵かもしれないって考えて見ませんか?

同じ職場にずっとい続けていたら、とんとん拍子に管理職になって出世コースだったかもしれない。
でも、その頃にはこんな下積みの様な業務が何だったのかすら思い出せなくなっていると思います。

中途採用で新たな会社に入社して雑用の様に感じる仕事をしたからと言って誰もあなたの経験や過去の功績を奪うわけではない。
それはあなたの財産ですから。

この新人扱いをされてちょっと複雑な気持ちを持ったことも同じ様に、初心に返るという経験ができたこと、これもあなたのキャリア形成において財産なんです。

そう考えれば少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。

まとめ

中途採用で入社したら、なんか不当な扱いを受けている気がする・・・。
と感じることはよくあります。

中途採用の新人扱いはある意味仕方ない。
むしろ放置されて何の仕事も、道しるべも与えられないよりかは、よしと捉えましょう。

そして今のこの期間しか学べないこと、どうやったらこのもやっとして気持ちから解放されるのか、極意を3つお伝えしました。

中途採用者として力を発揮するのはまだ少し先でもいいのです。
将来を見据えつつ今は目の前のことに全力を投じてください。

焦らず、いまの状況だけにとらわれず、数年後には、この転職が成功だったとあなたが思えることを願っています。

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